ドラえもん、もう一つの主題歌『ぼく ドラえもん』に 出てくる『ホンワカパッパ』とは、一体どういう意味か?

 『ぼく ドラえもん』の歌詞に出てくる、『ホンワカパッパ』とは、一体どういう意味なのか。

ある日突然、そのような質問が寄せられました。はっきり言って、そんなの考えた事も無いです(笑)

しかし、ここで「判りません」と答えては、熱拳新聞編集長の名折れです。調べる事にしましょう。

ただし、この歌詞の作者は、故 藤子・F・不二夫 先生です。作者に訊くという、最も簡単かつ確実な方法は、

とることが出来ません。ならば、分析していきましょう。。。自らのアタマを使い、しっかりと!

 

 それでは、まず歌詞の全体を見ていきましょう。<JASRACにバレませんように(^^;)

頭デカデカ 冴えてピカピカ それがどうした ぼくドラえもん

未来の世界の ネコ型ロボット どんなもんだい ぼくドラえもん

奇妙奇天烈摩訶不思議奇想天外四捨五入出前迅速落書無用

ドラえもん ドラえもん ホンワカパッパ ホンワカパッパ ドラえもん

 予想以上にシュールですね。これは、かなりの強敵であることが伺えます。しかし、こんな事ではへこたれません。

 とりあえず判る事から順を追って、分析していきたいと思います。一番判りやすいのは、

頭デカデカ 冴えてピカピカ = ドラえもん

未来の世界の ネコ型ロボット = ドラえもん

 ですね。。。と、言う事は

頭デカデカ 冴えてピカピカ = 未来の世界の ネコ型ロボット

 なのでしょうか?。。。いえ、違いますよね。もしこの公式が当てはまれば、

頭のでかいハゲは、全て未来のネコ型ロボットとなってしまいます。これはオカシイ。

 つまり・・・。

頭デカデカ 冴えてピカピカ かつ 未来の世界の ネコ型ロボット =ドラえもん

 これならば、納得のいく公式であると思われます。※「え、ドラミちゃんは?」という質問は却下します。

 これらの事から、前半部においては、ドラえもんを表す歌詞である。事が判ります。

 

 それでは、後半部分はどうか。順を追って分析しましょう。

奇妙奇天烈摩訶不思議奇想天外四捨五入出前迅速落書無用

 この、一見無意味そうな熟語の羅列ですが、実はこの一文こそが、この歌詞のキモなのです。

それは歌の中で、この部分だけ大きくメロが違う事を思い出して頂ければ、判りやすいと思います。

 まず、この熟語の羅列を分析するために、AブロックとBブロックに分けます。

奇妙奇天烈 摩訶不思議 奇想天外 ・・・Aブロック

四捨五入 出前迅速 落書無用 ・・・Bブロック

 Aブロック。これは、ドラえもんの容姿や、四次元ポケットより出る、未来の秘密道具(何が秘密なのかは秘密)

それにより巻き起こる、珍騒動を表している。と言えます。

 Bブロック。これは、ドラえもんの活躍する世界。特に日々ありがちな悩みやトラブル等を、

表している。と言えます。

 つまりは、日常生活の中に、非日常の要素が加わる事により生じる、様々な事件。を示しており。

それは、漫画の作品としての『ドラえもん』を表す歌詞である。事が判ります。

 

 この歌詞は、、、前半部で、個人としてのドラえもんを表現し、後半部で、作品としてのドラえもんを表現している。

全ては『ドラえもん』を表現する歌詞。と言って、間違い無いようです。

 

 そして、問題の一文ですが。。。

ドラえもん ドラえもん ホンワカパッパ ホンワカパッパ ドラえもん

 やはりこれも、『ドラえもん』を表現している歌詞である。。。と、考えるべきです。

そして、この問題に取り掛かる前に、この公式を頭に入れて置いてください。

ドラえもん(個人) ≒ ドラえもん

ドラえもん(作品) ≒ ドラえもん

 覚えましたか?ここまでくれば、もうお分かりですね。そうです。

ドラえもん(個人) + ドラえもん(作品) ≒ドラえもん ドラえもん

ドラえもん ドラえもん = ホンワカパッパ ホンワカパッパ

= ドラえもん = ホンワカパッパ

 なのです。

 

【結論】

ホンワカパッパとは、作品および個人としての『ドラえもん』を表す言葉であり。

強いて判りやすく言うならば、ドラえもん擬態語である。

 

 以上を持ちまして、今回の講義を終了します。。。起立!礼!オツカレサマデシタ!

 

 

 

 

補習授業(ホンワカパッパ補完計画)

 

 ここでは、『ホンワカパッパ』の用例を、解説したいと思います。

 

 まずは、間違った使用例から。。。「あの人って、ホンワカパッパだよね。」

もしこれが、ドラえもん本人を指差しての発言であれば、ギリギリセーフです。ドラえもんは、人ではありませんが。

一般の人に対して使う場合は、正しくありません。『ホンワカパッパ=ドラえもん』なのですから、

あの人って、ホンワカパッパみたいだよね。」 もしくは あの人って、ホンワカパッパそっくりよね。」

と、使うのが、正しい使い方になります。

 

 次に、「ドラえもんに出てくるような、ステキな22世紀を作りたい。」という一文を、

ホンワカパッパを用いて表す場合。。。「ホンワカパッパに出てくるような、ステキな22世紀を作りたい。」

これでも、間違いではありません。しかし70点。。。文章はなるべく簡潔に、解り易く表現しましょう。

『ホンワカパッパ=ドラえもん』ではありますが、『ドラえもん≒ドラえもん(作品)』

でもあります。ここでは、「ドラえもんに出てくるような」を、『ドラえもん(作品)』として考えると、

ホンワカパッパな、ステキな22世紀を作りたい。が、正しい使い方と言えます。

 余計、解り難いですか?いえ、そんな事は無いはずです。しっかりと公式を理解していれば、

こんなに判りやすい文章はありません。。。解り難いと思った方は、勉強不足です。

もう一度、最初から読み直して、しっかりと理解しましょう。。。

 

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